デュラララ!!/成田良悟


デュラララ!! (電撃文庫)

デュラララ!! (電撃文庫)


姉からの大プッシュを受けて、読むことにしてみました。

ただ、姉の大好き=私のいまいち、みたいな姉妹なので、大きな期待はしていなかったです。

それにしても、打ち間違いやすい題名だなぁ。




現代の池袋あたりを舞台としたお話です。

東京の学校に入学した少年と、都市伝説の首なしライダーが一応主になるの…かな。

視点は結構変わっていくし、むしろ変わっていくごとに変人度が高くなっていく不思議。

えーっと、ですね、とりあえず、変わった人いっぱいです。つか、私が思ういっとうまともな人が、首なしライダーだという始末です。

個人的に臨也さんとシズちゃんの闘争っぷりをもっと見たかったのだけど、そんことを始めるといつまでたっても終わらない気がするので、これはこれでいいのかも。

ちなみに、最初のほうに、「これは歪んだ愛の物語」とあります。

まんまです。すべての愛情が捻じ曲がってます。よくもまぁ、ここまで色んな歪み方をした愛を描けるなぁ、と思うほどに。

全うな恋愛小説でもないし、アクションでもない。ジャンルわけ不可の話でした。

あ、そうそう、結構電撃文庫系の小ネタが仕込まれているので、わかる人はとても楽しいと思います。小ネタの中の大きなネタはわかったので、私はそれで結構満足してます。

軽く読めるし、気分展開したい時に読みたくなる感じかな、と思います。

それに、これも続刊あり。何せ、変人変人、ゆがみゆがみ、みたいな話なので、先の展開に予想はできないけれど、結構面白そうかもなぁ、と思ってます。