デュラララ!!×2/成田良悟


デュラララ!!×2 (電撃文庫)

デュラララ!!×2 (電撃文庫)


この作者さんの本、姉が揃えていることに感謝するべきなのかもしれません。

混沌した本棚の中であっさり見つかってくれたので、読むことができましたよ。

前作の記事はこちら



さて、前作の続きになるわけですが、前のは一話完結だったで、これから読んでも問題はないと思います。ただ、前作のネタバレ全開なので、おすすめしたくはないですね。

全開が首なしライダー(セルティ)に絡む歪んだ様々な愛の話だとすれば、今度は妖刀が絡んだ一本木な愛の話。

愛とはいっても、歪んだものので、ロマンティックな姫さんとか想像していると、立ち直れなくなること確実です。私はそれが好きなのですが。

それに、シズちゃんの出番が多くて嬉しい限り。自動販売機を投げ、ガードレールを引き抜くetc.な姿がとてもかっこよかったです。

それにしても、どんどん変人度が上がっていきますね。出てくる三流記者のこんなセリフがありました「この町には奇人しかいないのか」。まったく、その通りだと思います。

一番まともに思えるセルティさんを簡単に飛び越えていってしまう登場人物たち。むしろ、セルティさんが宇宙人を恐がる姿が可愛すぎてどうしよう。

奇人変人好きな私としては嬉しいけれど、設定ではなくて、人物が独特な世界観作っている感じですね。

話はこの巻だけで完結していないので、次に期待します。

伏線張りまくりの現在なので、先が予想不能で面白そうです。