サクララクラン-気象精霊ぷらくてぃか(1)/清水文化



気象精霊記シリーズ中の幼少期シリーズ。
幾つかの短編で構成された、学園内の物語です。




さて、「正しい台風の起こし方」など、成長した主人公たちを扱っているシリーズのどちからというと番外編にあたる物語。
向こうでも主役を張っているミリィが、気象精霊の勉強をするために、イツミ師匠に入門することから物語は始まります。
そこで、将来のパートナーと運命的?な出会いをし、勉強をやら訓練をしながら成長していきます。
本編の中で、何度か取り上げられている、昔の話の本当がわかります。
学園内の物語なので、気象用語は少なめですし、気象の説明も簡単な感じ。
ほかにも、本シリーズで活躍している方の、幼い頃がわらわら。
話としてはこちらの方が気象用語が簡単なので、読みやすくはあるんでしょうが、やっぱり本編読んでたほうが楽しめる感じだと思います。
ただ、本編は途中で「つづく」と化しているので、雰囲気を知りたい人はこっちの方が良いかも。
学園生活につきものな、試験や不良やらが出てきて楽しかったです。
本編の主人公たちの、意外な昔の性格が知れたし、軽く読めていい感じでした。
何だか大量にシリーズがあるので、またふとした時に手を入れようかと思います。