アイ・アム I am./菅浩江


アイ・アム I am. (祥伝社文庫)

アイ・アム I am. (祥伝社文庫)

えぇっと、また、菅浩江です。

ネットで普通に売っている本で、読んでないのを大量に買ったので、その一部。



テーマとしては「私は誰?」「私は何者?」という、何だか哲学的なものなんだけど。

淡白な一人称(主人公は機械)なもので、読みやすいけど、物足りない。

私が、こういう人間的なこと云々について、あまり感動しない性質のせいかもしれないけど、うん、まったくというほど感動しなかった。

雰囲気としては、「ベロニカは死ぬことにした」に似ているかもしれない。

病棟という、どうしても暗くなって重くなりそうな舞台設定だけど、あんまり感じなかったなぁ、それが感動できなかった一因かもしれないけど。

好きなエピソードはあるけれど、あんまり好きな部類では無かった、なぁ…。