禁涙境事件/上遠野浩平

禁涙境事件 ”some tragedies of no-tear land”

事件シリーズ最新作～！

今回は魔法が使えない街、禁涙境にまつわる話。

レギュラー陣の姿があまり見えないのが残念だけど、禁涙境の基礎を作った人々がとてもかっこよくて、いい感じ。

なんだろう、身近な語り方でプロジェクトXでも見ている感じに近いかな。

あ、謎もありますよ。読んでいる時、ほとんど忘れてるくらいですけど。

個人的に最後らへんで大活躍して、軽く去っていった方々が気に入ってます。謎解きよりも（いや、これも一応謎なのか）残酷号の正体に一番驚いたかな。

でも、続編に出てくるかなぁ。ブギーポップ並に続いてくれないと無理かなぁ。

何せ、海賊島で抜群の存在感を出していた三世の出番が、今回はなしだもんなぁ。

設定が「特殊なところ」なのが紫骸城事件と同じだったせいか、似た感じがありますよ。

殺竜事件が気に入っている私には、ちょっと物足りなかったですが。