四日間の奇跡/浅倉卓弥


四日間の奇蹟 (宝島社文庫)

四日間の奇蹟 (宝島社文庫)

某有名古本屋にて安かったので購入。
何だか映画化やドラマ化する話ばかり読んでいますが、そんなにミーハーじゃないと思うんだけどなぁ。


感動!涙がとまらない! との煽り文句を聞いてたので、たいして期待してなかったのですが、思いのほか楽しかったです。
ヒロインがよくまぁ、喋ること。
映画の予告が頭にあったせいか、大人しい、何も言わずに悩むタイプの女性を想像していたのですが、べらべら喋ります。そして、それが楽しい。
他にも陽気で楽しい方々がいっぱい。扱っているのが人の死で、いかにも暗くなりがちだけど、そういう人々のおかげで拒否反応無く読めました。
最初っから最後の展開に期待してはいなかったけど、神がかり的でご都合主義的(主観)
なのにはさして感動できなかったです。
どうしてもミステリー好きな分、どんでん返しを期待してしまうので、そのせいもあるかな。
後、時々話されていた脳の話を流し読みをしていたせい。
魅力的な登場人物だけで読む価値はあるかな。哲学的なことを求めると、肩透かしくらうと思います。
でも、きっと映画は見ないなぁ。千織ちゃんの出番が多いはずなのに、予告編で見ないし。

ところで、主人公が歩いている時に聞こえた、機械の音って一体なんだったんでしょう…?