空飛ぶ黄色い風邪工場-気象精霊記8-/清水文化



サブストーリー版のぷらくてぃか(記事はこちら)

を読んだら、本編の方が気になりだしたので、買ってきました。




随分久しぶりに読んだので、前より状況がはっきりとわかりました。こんなにも、敵と味方が見事に分かれている話だったんですね。

さて、今回はインフルエンザのお話です。ウイルスをばら撒こうと、第二期の敵さんが、雲の中にウイルス工場を作っていることがわかり、それを止めるために奔走します。

いつもと変わらずアクションシーンあり、地上のお天気予報あり、当然宴会あり。やっている事はいつもとたいして変わりはないのですが、それがこれほど心地いい話ってのも、珍しいように思えます。

シリーズ八冊目なのですが、何だか今回は知らない人がいっぱい出てきました。

今回、途中で雲対策チーム、とういうか、支部が組まれ、そこから上級精霊さんたちしか出番がありません。私の好きな下級精霊の方々の出番が少ないのです…。

その代わり、ぷらくてぃか、に出てきた人々が集まって、同窓会みたいな雰囲気になっておりました。もう少しぷらくてぃか読んでからにしたほうが、もっと楽しかったかもなぁ…。キャラがバンバン増えてくので、出てこない人がいても当然かも、と少しは思いますし。

それとこないだ読んでいた本のためか、気象用語が今回は少ないように思えました。インフルエンザの話なので、気象をバンバン操るみたいなことないためもあるかな。

災害も起きないし、事件は主にひとつだけだし、まったりしてていい感じだと思います。

このシリーズには、あまり新たなことを求めようとは思いませんね。このまま続けてくれると嬉しいです。

この話のオチ、予想は簡単にできたけれど、気が抜けててかなり好きな部類です。