猫の地球儀-焔の章-/秋山瑞人


猫の地球儀 焔の章 (電撃文庫)

猫の地球儀 焔の章 (電撃文庫)


さてさて、この本が散り咲きを書き始めて記念すべき100冊目の本です。

色々感慨深いものもありますが、それと小説とはまったく関係ないので、とっとと感想はじめちゃいましょう。




この本、泣ける泣けると聞いていたんですが、うーん、泣きはしませんでしたね。それも当然、この本、続きがあるんです。

この焔の章だけでは、何かがはじまる用意が整った、って感じなんです。なので、出来るだけ早く、二巻目「幽の章」を買って来ようと思います。

さて、この話、とある星の話です。そこにすむのは猫!帯の猫好きのかたに、という売り文句は伊達じゃありません。

猫たちはロボットを引き連れて生活を送っています。

けれど、その中に奇妙な説を唱えるスカイウォーカーと呼ばれる猫がいて、お偉方から狙いをつけられて見つけられると殺されてしまう。

と、まぁ、表紙を飾っているのがこのスカイウォーカー「幽」と、その相棒のロボットです。ロボット「クリスマス」がバカな子だったら可愛いのでしょうが、バカな子過ぎてあんまり愛着が湧かない不思議。何考えているのか、さっぱりわかりません。

でも、この話の主人公は、最強の猫「焔」のほうなんですよね。でも、それ以上に私が好きなのは「楽」ちゃん。

焔の大ファンの子猫なのですが、一番弱そうに見えて、地に足ついてるっぽい感じが大好きです。こういう子、好きなんですよ~、可愛い、可愛い、楽がむちゃくちゃかわいい。

ぎゅぅ、と抱きしめたくなってしまいます。

さて、話の筋の方も私の好みでした。もろSFでしたし。この一冊だけでも、すてきな友情ものとして成り立っているとは思います。ただ、今は話の筋について大声で感想言えませんね。上で言ったとおり、これからはじまるのです。

記念すべきが100冊目が、続きものって…縁起良い感じかな。うん、早く「幽の章」手に入れます。

あ、そうだ、この話、名前の呼び方が独特です。「幽」が「かすか」「焔」が「ほむら」「楽」は「かぐら」。

私が忘れないための、覚え書き。