グリーン・レクイエム/新井素子


グリーン・レクイエム

グリーン・レクイエム


古本屋で手に入れた愛蔵版なので、本当に「グリーン・レクイエム」しか入っていない本です。(文庫で出ている本には、他短編二つが収録されているそうです)

この頃、リアルでバタバタしてて、積まれた本が通常の1.4倍に膨れています。

いつになったら、私はうまい具合に本を回していくことが出来るようになるのでしょう。




そんなわけで、緑の髪の女の子と、その少女に恋した少年の…大人になった頃の話。

この人が書くカップルは、甘くて甘くてビックリします。

幼い頃、森で迷子になった主人公が出会った緑色の髪をした女の子。時が経ち、ふとした偶然で、その少女にそっくりな女性を見つけ、距離を縮めていくと…。

緑の髪の少女に秘められて秘密など、なかなか切ない系の話です。

読み口もさっぱりしているし、私にとっては清涼剤みたいなお話ですね。

いえ、色々とグロかったり、怖かったり、SFだったりするのですが、カップル二人の仲の良さが…ねぇ。

最後としては、うわぁ…と少しは思いましたが、なかなか私的には気に入りかも。

でも、これ、続編があるんですよね。どうするのだろうなぁ…。

まぁ、実をいうとその続編もしっかり手に入れてるので、早く読んじゃいましょう。


その前に、猫の地球儀を読みますよ、書いとかないと、忘れてしまいそうなので…。